日本医史学会について
日本医史学会Japanese Society for the History of Medicine(JSHM)は、医史学の研究と知識の普及を目的に、1927〔昭和2〕年に設立された学会です。日本医学会を構成する128の学会の第1分科会と位置づけられています。
医史学では、医学の歴史のみならず、それに関連するあらゆる領域の歴史を幅広く探究します。その歴史の視野には、医学とそれに関わる歯学・看護学・薬学などの諸分野、医療による病の癒やしとその社会・文化との関わり、医史における先人たちの事跡、自然科学・生物学の一部としての側面などが含まれます。さらに日本の伝統医療である漢方医学の歴史も重要なテーマになっています。
日本医史学会では、医史学を研究しその普及をはかることを目的として、学術大会(年1回)・月例会(年8回程度)などのイベントの開催、機関誌『日本医史学雑誌』(季刊)の発行、医史学に関する著作・研究の表彰、先哲の顕彰などの事業を行い、また日本の医史学界を代表して内外の関連学術団体などとの連携を行っています。