目次
表紙絵解説
プログラム
会長講演
獨協医科大学の 「温故知新」
特別講演Ⅰ
Ⅰ 獨逸学協会学校の転換 ―法律学校から医学予備門へ―
Ⅱ 「転機」 を超え,今に生きる医史を
ランチョンセミナー
看護のあゆみ ―トレインドナース大関和―
市民公開シンポジウム 「とちぎ・メディカルヒストリー」
1 石﨑家の医療史
2 『報徳全書』 にみる齋藤玄昌について ―二宮尊行の二児に早期種痘―
3 感染症と闘った医師たち ―塩谷地区の例から―
4 栃木 (縣) 医学校の推移
5 女性看護師の初穂 ―壬生養生局からトレインドナース大関和―
6 栃木県歯科事情 ―栃木県歯科医師会創立まで―
一般口演
1 江戸幕府と日光の医療
2 江戸後期の岡山県邑久郡周辺における地域医療研究 ―中島家文書をもとに―
3 中島友玄の京遊備忘 其の一 ―京都での文人・儒者との交流―
4 中島家蔵書資料について
5 アブー・バクル・アッ=ラージー (ラーゼス) のガレノス批判
6 Ibn Nafis は人体解剖をしたか?
7 ガスパール・ボアンの人体構造の記述における命名法と分類法
8 17世紀における筋運動の原理の探求 ―ニコラウス・ステノによる筋の幾何学的記述―
9 ブールハーフェ (1668-1738) の 『箴言』 における疾患概念について
10 チアジド系利尿剤の副作用の歴史 ―配合利尿剤の副作用の経験から―
11 ミドルセクス病院・医学校の軌跡
12 ボツリヌス治療の原点 ―ドイツ人医師 J ・ケルナーによる190年前の予見―
13 満洲語西欧薬品使用マニュアル 『西洋薬書』 について
14 シェイクスピアの時代の薬剤師と 『ロミオとジュリエット』
15 緒方洪庵と適塾に宿るフーフェラントの精神 ―日独交流150周年をふりかえって―
16 南蛮渡来のポルトガル医療が,江戸時代の医学に与えた影響について
17 緒方惟準による解剖学講義ノートについて
18 済生学舎廃校宣言に到るまでの長谷川泰に対する山県有朋の政治的圧力
19 小金井良精と長谷川泰
20 廃校寸前となった日本医学専門学校の学校騒動への山県有朋 ・入沢達吉等の圧力
21 女医 丸茂むねの一生と明治期の女子医学生達の教育
22 佐藤精一郎と東京医学院
23 妙鍼流からの影響を色濃く示す新資料 『杉山流伝法地巻』
24 『橘窓書影続編』 の所在と 『橘窓書影』 編纂過程について
25 後世方派の刊行著作数について
26 『福田方』 の鍼灸
27 曲直瀬道三の ‘運気論’ 研究
28 曲直瀬玄朔自筆処方集の研究
29 曲直瀬玄朔の医書出版 ―『医学正伝』 について―
30 曲直瀬道三の 『鍼灸集要』 について
31 中国伝統医学と道教 (第32回 道教医学の歴史)
32 森鷗外 『小嶋寶素』 と小島尚絅 『日新録』
33 江戸時代の 「被膜胎」 をめぐる社会文化
34 『留真譜』 の医部について
35 本居宣長 『送藤文輿還肥序』 における 『黄帝内経』 関連用語の分析
36 中国鍼灸歌賦について
37 『万病回春病因指南』 の成立過程と構成
38 近世後期の秋田院内銀山における医療環境 ―『門屋養安日記』 を手がかりとして―
39 『家庭衛生及び治病』 (大正4年刊) にみる高木兼寛の医療観
40 『看病手引歌』 (文政10年刊) にみる仏教思想に基づく看護
41 日本初の女性看病人誕生の背景 ―戊辰戦争時壬生の看病人―
42 欧米諸国の看護婦の紹介記録の歴史を辿る ―幕末から明治初年―
43 第二次世界大戦における日本赤十字社救護看護婦の活動 ―ビルマ派遣の救護班に焦点を当てて―
44 近代看護婦は終末期看護をどうとらえていたか (第1報) ―8人が著した看護書から―
45 昭和22年刊 「公衆衛生叢書全7輯」 について
46 占領期の日本における GHQ/SCAP/PHW の組織と職員の変遷に関する考察
47 戦後精神医療史の再検討 (2) 精神障害者家族会の盛衰
48 戦後占領期における天然痘の流行と対策
49 「東京府下死亡一週表」 等の新資料にみる明治中期東京の週 (月)・年齢・地区別死亡
50 信濃衛生会発行による月刊 『信濃衛生』 について
51 日露戦争期の広島予備病院の患者を取り巻く環境 ―本院と分院の比較―
52 渡辺清絵日記に見る明治期の農村の医療衛生事情
53 新出の写本 「遁花秘訣」 (山岸本) について ―白鳥雄蔵,板垣利斎,そして津軽との接点―
54 野田光蔵と 『満洲植物誌』
55 眼科手術器具の変遷について
56 明治初期日本における医療情報の移入と伝達 ―西南戦争と皮下注射法の普及―
57 高松凌雲 (1836-1916) が創立した 「同愛社」 について
58 大久保忠寛の 「病幼院創立意見」 (安政4年) と東京府病院 (明治6~14年) について
59 福島甲種医学校助教諭 村地研三 『裁判医学』 講義中の精神病学
60 釜山済生医院
61 鶴見三三教授と国際聯盟保健委員会報告
62 黄疸出血性レプトスピラの発見により,ノーベル賞候補に推薦された井戸 泰 (1881-1919)
63 九州大学耳鼻咽喉科学教室初代教授 久保猪之吉の業績 ―第1報 同門の語り” にみられる久保像―<
64 九州大学耳鼻咽喉科学教室初代教授 久保猪之吉 ―第2報 同門の語りにみられる “医の倫理”―丸山マサ美,小宗 静男,吉田 眞一,副島 忠弘,末松 孝文,下川 元継
65 郡上の植疱瘡
66 「解体新書」 扉絵を画かせた人物をめぐって
67 オットー ・モーニッケの教えた最新の西洋医学
68 幕末在村医と天然痘 ―栃木県塩谷町道下村青木家文書から―
69 いわゆる 『儒醫』 についての考察―初探
70 奥田謙蔵の家譜の調査
71 華岡青洲14種の膏薬と李靖十二辰陣
72 麻沸湯論―世界で最初の臨床麻酔の教科書は日本で著された!
73 『金匱要略』 大黄黄連瀉心湯条における 「心気不足」 に関する考証
74 「温疫論」 と伝染概念
75 『皇漢医学』 における 「鬱」 の用法
76 陽虚としての盗汗について
77 紹興本 『素問』 と王継先
78 研医会図書館所蔵の森立之稿本 『千金方疏証』
79 幻の宋版 『孫真人玉函方』―金沢文庫旧蔵本
80 熊慶笏の著作について
81 劉完素と 『西山記』
82 『診脈口伝集』 の脈法
83 『古今医統大全』 の鍼灸について (第2報)
84 『鍼灸資生経』 の引用文献について
85 『骨度正誤図説』 について
誌上発表
86 『かなめいし』 の中の身体に関する語
87 神農伝説成立の経緯の考察
88 『経穴密語集』 について
89 『意心流百病指南』 について
90 『天中記』 に見える医経の引用について
91 『隧穴啓蒙』 について
92 『外科百効全書』 の鍼灸
The 113th General Meeting of Japanese Society for the History of Medicine
医史学関係文献目録 (平成22年,2010年)
投稿規定
編集後記
日本医史学会役員氏名 (奥付)
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