第36巻 第3号
通巻 第1459号

平成2年7月30日発行

原著

出島蘭館医カスパル・シャムベルゲルの生涯について
ヴォルフガング・ミヒェル

エディンバラ王立救貧院病院とアグネス・ベッチ
平尾真智子

Zum Einfluss philosophischer Begriffe menschlicher Natur auf Medizin, Hygiene und Psychotherapie
PAUL, Gregor

研究ノート

明治初期東京大学医学部卒業生動静一覧(2)
小関恒雄

随想

医史学と私―日本眼科学史研究の回顧―
福島義一

医史学と私
梶田昭

医史学と私
杉田暉道

資料

蘭方口伝(シーボルト験方録)
中村昭

江戸幕府の医療制度に関する史料(3)―河野平之丞家由緒書など―
香取俊光

池田文書の研究(4)
池田文書研究会

記事

消息

アーユルヴェーダ研究会 第12回研究総会

日本医史学会関西支部1990(平成2)年春季大会

例会抄録

中国における欠歯の風習について
戸出一郎

済生学舎の歴史について
唐沢信安

日本占領下のフィリピン薬用食物研究
津谷喜一郎

書籍紹介

山田憲太郎著『スパイスの歴史』
難波恒雄
上野益三著『博物学の愉しみ』
遠藤正治
槇佐知子著『日本昔話と古代医術』
新村拓
吉岡信著『近世日本薬業史研究』
青木充夫
阿部克己監修、青木勝嘉著『日本公衆衛生史(昭和前期編)』
三浦豊彦
松田邦夫著『万病回春解説』
杵渕彰
F・ジャコブ著、辻由美訳『内なる肖像―一生物学者のオデュッセイア―』
矢部一郎
沼田次郎著『洋学』
佐藤昌介
杉本勲編『近代西洋文明との出合い―黎明期の西南雄藩―』
吉田厚子
科学朝日編『スキャンダルの科学史』
佐藤達策
柳澤桂子著『「いのち」とはなにか―生命科学への招待―』
中沢滉
長崎市教育委員会編『シーボルト記念館資料目録(1)』
矢部一郎
孫思邈著『「千金方」四種、附研究資料集』
戸出一郎
五十嵐一著『東方の医と知―イブン・スイーナー研究―』
石渡隆司
岩崎龍郎著『日本の結核―流行の歴史と対策の変遷―』
兼松一郎
ルイス・ハーパー著、石館三枝子・中野恭子訳『20世紀の女性科学者たち―その展開と可能性―』
三崎裕子
王丸勇著『史学と病跡学夜ばなし』
奥村武
長谷川つとむ著『東京帝大医学部総理 池田謙斎伝』
深瀬泰旦
高橋理明著『ワクチン今昔物語』
添川正夫
山本徳子著『医学史ものがたり』
吉元昭治
ネストール・ルハン著、酒井シヅ監訳『歴史上の人物―生と死のドラマ』
立川昭二
吉岡郁夫著『身体の文化人類学』
高安伸子
丸山博著作集(1)『死児をして呼ばしめよ』(2)『いま改めて衛生を問う』(3)『食生活の基本を問う』
山本俊一
日本医史学会会則抄

投稿規定

編集後記

日本医史学会役員氏名・奥付