第23巻 第2号
通巻 第1406号

昭和52年4月30日発行

特別講演

130-132
内藤記念くすり博物館について
青木允夫

133-142
薬師信仰
中沢修

143-151
濃州蘭学史
青木一郎

会長講演

152-153
わが国における結核症の変遷―近年を主として―
岡田博

一般口演

154-156
いわゆるターヘル・アナトミアの脚注について(その2)
酒井恆

156
江戸、明治初期の鍼器具の解説と展示
竹内孝一

157
半田地域にみる幕末の村方医師
茶谷悟郎

158-160
筑前国藩医津田意安によって小児科を開業して300年、又福岡市立伝染病院(荒津病院)の発祥母体となった吉祥寺避病院が設立されて100年を迎えた福岡市
奥村武

160-161
19世紀の新潟県における剖検事蹟
蒲原宏

162-164
伊勢路の売薬―万金丹考
宗田一

164-165
日本散瞳薬伝来史補考―ヒヨス Hyoscyamusについて
福島義一

165-166
古書にみられる歯痛薬について
本間邦則

167
フランス医人の蔵書票
大矢全節

167-169
中国古代医学に於ける医療過誤
家本誠一

170
古代医学における帯下について
蔵方宏昌

171-172
摩訶止観の医学
杉田暉道 中田直道

172-174
中国の諺を通じての医者像―社会風俗史的考察
山本徳子

172-174
日本における中国古代医聖の画像刻像について
矢数道明

177-179
長州藩医としての坪井信道・信友父子
田中助一

179-180
本居宣長筆「和漢本草医薬典」について
守屋正

180-182
大正期学校衛生史の研究(2)最初の学校看護婦 広瀬ます
杉浦守邦

183-185
埼玉県立医学校とその社会的貢献
西川滇八

185-186
我が国に於ける結核対策の史的観察
永坂三夫

187-188
星野良悦の手記かと考えられる古文書―木骨製作の由来及び解体新書批判の記載
松永勝

188-189
虞列伊氏解剖訓蒙図にみられる中枢神経系の記載
中村和成

190-192
比較語学的方法による身体意識史検討の試み(4)身体と空間認識
三輪卓爾

192
大阪大学初代精神科教授和田豊種博士の蔵書について
泰井俊三 内藤正章

193-194
明治初期静岡県医事に関する辞令
土屋重朗

195-196
大庭政世の事蹟―島根県の産業組合医療事業の創設者
中尾鉱

196-197
日本細菌学史の中の長与専齋
藤野恆三郎

198
日本女医第2号―生沢久乃女史とその父
吉田一郎

199-200
日本医学放射線技術教育史上の滝内政治郎
今市正義

200-201
メデイカル・プロフェッショウ:コレジ・オブ・フイジシャンズ・オブ・ロンドンの例
栗本宗治

202
神農本經が神農本草經か―『本草經集注』復元への一つの寄与―
三井駿一

203
江馬元恭著『五液診法』について
安井広

204-205
原松庵とその家系について
田辺賀啓

205-206
三重県下江馬家門人について(中間発表)
茅原弘

206-208
医学者としての建部清庵
山形敞一

209-211
江馬格物堂門人田口鳳介の所蔵医書について
中山沃

211-212
「愛育茶譚」にみる東西の混淆
深瀬泰旦

212-216
YPEY,ADOLPE(1747~1820)について―わが国でライデン学統医学はいつ頃まで受容されたか
阿知波五郎

217-219
『病を医するは自然である』、その『自然』について
三木栄

219-221
同志社病院を中心とした医療・医育制度
柴田幸雄・宇賀田みや子・五味照子・津田弘子・中井啓子

222-223
戦前のわが国の看護婦
長門谷洋治

223
病院の歴史(イギリスの場合)
小沢吉見

224-225
尿検査の歴史と臨床教育
寺畑喜朔

226-228
明治時代の産業医局
三浦豊彦

228-229
金沢市立図書館所蔵の「産科六器」について
杉立義一

230
エーデル麻酔のイギリスへの伝搬に関する一考察―とくに最初の3日間について
松木明知

原著

231-235
刺青の資料
大矢全節

299-283
A Historical Analysis of Cinese Formularies and Prescriptions:three examples
Saburo MIYASHITA

317-300
Empiricism and Speculation in Traditional East Asian Medicine
Hans AGREN

資料

236-271
佐賀県立病院好生舘所蔵書仮目録(幕末~明治初期)

記事

例会記録

272
アスクレピオス以前の古代医学
日野英子
エンゲルベルト・ケンペルの署名簿について
沼田次郎
オランダ国歌(テープ録音)
升本清
解体新書以前の長崎蘭学
小川鼎三
奈良時代に来日したペルシャ人宣教医ペルシャ人宣教医「李密」について
石原明
シーボルト来日の頃の出島建築について
菊地重郎
曲直瀬玄琳について
阿知波五郎
半井古仙法印療治日記
三木栄
黄蘗僧了翁禅師と錦袋円
宗田一
山脇東洋の肖像画について
杉立義一
熊谷謙齋『生々堂実験稿』から
安井広
大垣藩医江馬家に関する2、3の資料について
青木一郎
水戸学における医先哲(3)本間玄琢、玄有、玄調先生三代と稽医舘の医学教育
山中一郎
ハルマ原書(仏蘭・蘭仏)についての一考察
岩治勇一
石坂空洞賛・佐藤正持画のヒポクラテス像について
守屋正
岡山蘭学者伝補遺
中山沃
緒方洪庵の除痘舘の所在地について
古西義麿
『医戒』漫録
末中哲夫
近代医学の中の歯科学と抜歯鉗子への理解について
杉本茂春
指紋法とF・ゴ―ルトン
長門谷洋治
野口英世博士生誕百年を記念して
藤野恆三郎
第25回国際医学史学会(ケベック市)に出席して
中沢修