目次
表紙絵解説
プログラム
会長講演
杏雨書屋のコレクション
基調講演
華岡青洲と麻酔
市民公開講座
Ⅰ 道修町 (どしょうまち) の今昔
Ⅱ 近世大坂の医学―村落への浸透と継続
Ⅲ 漢蘭折衷の医学
一般口演
1 音楽家ヘンデルの医療福祉支援活動
2 シェイクスピアの危険ドラッグ
3 18世紀ロンドンの産科病院における入院産婦の状況 ―British Lying-in Hospital における産婦の入院生活を通して―
4 被膜児伝説にみる胎盤の概念
5 サレルノ医学校―その歴史と意義
6 ニコロ・マッサの解剖学―権威と新知見の両立
7 ニコラウス・ステノによる病理解剖 ―水頭症と奇形の原因について―
8 フリードリッヒⅡ世の皇帝の書
9 江戸中期に書かれた合田強の 「西洋医述 」を読む
10 緒方洪庵が武谷椋亭 (祐之) に宛てた書簡 (安政4年12月20日)
11 種痘をめぐる漢詩文 ―幕末期を中心に―
12 オットー・モーニッケが見た幕末期の日本の医療
13 キリシタン迫害―雲仙地獄の場合: 温泉科学の視点より
14 明治初期日本の民衆への医療情報の普及 ―大阪・道修町の画作者・松川半山の人体像―
15 長谷川泰の脳脊髄病治療に関する建議案
16 野口英世初恋の人 山内ヨネの医術開業後期試験合格期日をめぐる新知見について
17 昭和17年開催・第11回日本医学会総会の総会講演について
18 第66回日本精神神経学会総会 (1969年,金沢)
19 戊辰戦争における衛生隊のはじまりと看病人役割の変化
20 西南戦争が宮崎県の医療に与えた影響
21 中国伝統医学と道教 (第35回 道教を研究した先人達)
22 傷寒について
23 疳について
24 徐嗣伯 『風眩方』 攷
25 『人元脈影帰指図説』 の文献学研究
26 『王叔和脈訣』 の書誌について
27 『切紙』 所載の脈法について
28 趙開美 『〔翻刻宋板〕 傷寒論』 の問題
29 安政版 『素問』 の影響
30 国立公文書館内閣文庫所蔵の木活字版 『黄帝内経』 について ―呉悌本 『霊枢』 との比較―
31 医学館旧蔵 『鍼灸資生経』 の鈔金沢文庫本について
32 研医会図書館所蔵 『眼科龍本論』 収載の方剤について
33 宋元以前の類書などに見える医経経文の総括
34 『甲午筆乗』 記載の医書と医学について
35 小島蕉園の 『蕉園漫筆』
36 近世藩立医育施設における西洋医学受容状況の分析
37 元明鍼灸書における鍼灸歌賦の採録数について
38 『古今医統大全』 の鍼灸について (第5報)
39 河野芸隣斎 「鼇頭内経序」 について
40 喜多村直寛 『黄帝内経素問講義』 における押韻の指摘について
41 中神琴渓の子孫について
42 日本最初の医学士神内由己について
43 杉田玄白との比較から再評価する山脇東洋の近代医学への功績
44 米沢藩医 堀内素堂が重訳出版した 「幼幼精義」 のサクセ蘭訳原書とフーフェラント独語原著
45 日本とアメリカにおける全身麻酔法発見時の状況の比較
46 齋藤 眞教授と 「終末嚢麻酔」 ―世界で最初の Saddle Block の提唱者―
47 明治期の 「養育院」 の医師たち
48 ベルツ博士の遺言 「第一回聯合医師会での提言」
49 “Ludlow's Manual of Medical Examinations, 1867" と和訳本 『医学七科問答』
50 シュヴァイツァーに捧ぐ (没後50年記念) シュヴァイツァーに宿るゲーテの生への想い
51 富士川游の人間観
52 1927年における津市立病院の女性医師採用
53 第一次世界大戦時パリで活動した第四厚誼病院 (日本赤十字)
54 第一次世界大戦における病院船 「八幡丸」 の医療活動
55 占領期日本の 「公衆衛生列車」 運行に関する考察 ―「衛生展覧会」 との関係について―
56 占領期においてサムス公衆衛生福祉局長と面談を行った日本人に関する考察
57 山口県美祢の医師浅山良輔と赤間関医学校
58 相良元貞 (相良知安の弟) のドイツ医学留学の足跡
59 東洋女子歯科医学専門学校校長・宇田尚(第1報)
60 クリスティアン・エイクマンの「ベリベリと食物」における高木兼寛の兵食改革の評価
61 薬用の茶―蠟茶と香茶について
62 公家・山科言経の勅勘時代は医師であった ―『言経卿記』 から読みとく―
63 桃山時代の薬進物: 山科言経 (1543–1611) の香薷散とその香薷散賦之衆
64 吉田流は16世紀の流派と認めがたい―日本で独自に展開した腹部三脘穴からの考察―
65 大野松斎と積善社
66 『内経抜書』 における疾病概念: 病因理論と 『続医学至要鈔』 「寛文配剤」 との関連性
67 小石川養生所初期の医療活動
68 加古角洲吐方撮要攷
69 カタカナで名付けられた最初の売薬 「ウルユス」 について
70 江戸時代中期の談義本 『医者談義』 (1759) にみる病家への教訓
71 「断毒論」 にみる 「温疫論」 の影響
72 大阪医蹟めぐりガイドの作成 (第3報)
73 『鍼灸五蘊抄』の選穴について
74 江戸前期経穴学における骨度について
75 脚気に対する隔物灸
76 『外台秘要方』 におけるいわゆる 「経外奇穴」 について
77 はらわた紳士―散歩する人体解剖図とその系譜
78 あん摩術指圧術とカイロプラクティックの関係
79 地域健康指標としての生命表の精度 ―沖縄の出生・死亡と平均寿命の長期推移の分析例―
80 福島令子 (福島智・東大教授の母) が考案した盲ろう (聾) 者のための指点字
81 水穴五十七穴と 『甲乙経』 の主治の比較
82 「諸気」 について
83 『鍼灸則』 の病門について
84 『鍼論』 について
85 曲直瀬流の口訣・医案に注目した 『和漢纂言要方』 『本邦名医類案』 の解析
86 『幼々新書』 所引 『千金翼方』 の検討
87 『奇疾便覧』 に引用される症例について
88 和語としての気の用語 「気まぐれ」 考
89 田村 (津田) 玄仙による学校設立の試み
90 「西洋医学」 と 「東洋医術」―雑誌 『日本医学』 掲載の 「将来の医学」 座談会 (1937年) から
91 西鶴作品にみる身体に関する語 (三)
92 医師としてのチェーホフ
93 中日古医籍索引の史的考察
94 散鍼について
95 浅田宗伯編輯 『皇朝医叢』 について
96 漢蘭折衷医学の人々とその蔵書
97 日本医学会と日本医史学会 ―日本医史学会はなぜ 「第一分科会」 なのか―
98 常煎法の成立起源及びその経緯に関する研究 ―江戸末期から昭和にかけて―
The 116th General Meeting of the Japan Society of Medical History
投稿規定
編集後記
日本医史学会役員氏名・奥付