目次・表紙絵解説
プログラム
会長講演
19世紀初頭の日本における痘瘡対策
特別講演
Ⅰ 外的表象としての史料 ―医史学における批判地図学の応用可能性について―
Ⅱ 漢方医学の特質
Ⅲ 19世紀の武士社会と医学・歯科医学をめぐって ―『武士の家計簿』からみた医薬消費―
Ⅳ 江戸時代の病い
一般口演
1 近代医学・薬学発祥史
2 明治期の日本における入浴に対する認識の変容
3 フランス領インドシナのベトナム北部における「産婆」の活用
4 江戸時代の産科手術 ―回生術の展開と受容をめぐって―
5 過去33年間 (1980~2012) に報道機関紙 (誌) が取り上げた歯科医療事故について
6 華岡直道の外科の師岩永氏と華岡青洲の外科の師岩永氏について
7 乃木希典大将の総義歯と上顎石膏模型
8 ジョージ・ワシントンと曲亭馬琴の義歯の比較
9 ピエール・フォシャール著 『歯科外科医』 第2版に見られる歯肉疾患,その2
10 富士川游と昭和前期の思潮 ―1930年代後半を中心に―
11 大川周明と進行麻痺
12 精神衛生法制定以前に廃院となった私立精神病院 ―鵜森と鷺の湯のケース・スタディ―
13 ウィッティントン病院の設立
14 岡山県邑久郡中島家資料にみる蘭学関係書について
15 『胎産新書』 諸本について ―中島家所蔵本を中心に―
16 中島家にある 「解体新書」 とその書き込みからわかること
17 公害・労働災害・医害の精神医学的側面 ―戦後精神科医療史覚え書き (その1)―
18 本邦において正統の整形外科学を確立した神中正一 (1890-1953)(その一)
19 九州大学医学部・日本甲状腺学会共催 「橋本病百周年記念事業」 報告
20 外科起廃図譜 ―世界で最初の全身麻酔の図譜は日本で著された!―
21 眼科手術用メスの開発経過について
22 トマス・シデナム (1624-1689) の 『処方集約 Processus integri』
23 レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖手稿 KP162r の制作プロセス
24 16世紀におけるガレノス解剖学の受容の多様性
25 Leiden 大学に所蔵されるレメリン解剖書2書と 『和蘭全躯内外分合図』 について
26 ポンぺの講義録,外科手術篇の原典はディーフェンバッハの 『外科手術学』 である
27 『布列私觧剖圖・完』 (全二巻) とその原著である Fles の解剖学書について
28 近代中国における pancreas の受容について
29 明治初期日本における西洋解剖学的人体イメージの普及過程 ―上田文齋の内臓図―
30 営衛と両焦 ―三焦概念の変遷についての考察―
31 『診切枢要』 の脈法
32 「下竄」 について
33 「口乾」 と 「口渇」 について
34 江戸時代における毒の言説と病:『養生訓』 の事例をもとに
35 天応穴について
36 「三人図」 について
37 杉山流鍼治御用学問所の由来を記した 『杉山先生御伝記』 の調査研究
38 『高等鍼灸学講義』 の 「鍼治学・灸治学」 について
39 歯科充填材料の発展
40 日本大学歯学会機関誌の発行と変遷について
41 日本歯科口腔科学会創立総会議事録について ―学会名称に関する議事を中心に―
42 北宋の医官教育と医書出版
43 『幼幼新書』 宋版巻38と明抄本巻38との比較
44 『御製本草品彙精要』 編纂の序幕 ―『孝宗実録』 弘治16年8月9日の条をめぐって―
45 新出の 『素女妙論』 写本二種について
46 『医心方』 巻三における引用書の配列についての考察
47 『万安方』 所引の 『可用方』 について
48 『内経抜書』 (内閣文庫所蔵) と 『内経病機撮要』 (森嶋玄勝訓釈) の比較
49 『病名纂』 について
50 『体雅』 の編纂と諸本の関連
51 研医会図書館所蔵の林用之稿本 『辛酉漫録』
52 中国本草の中心地について
53 田代三喜の察証弁治における刻と牛八の意義
54 『医学天正記』 に記された人物たちの治験録とその時代背景
55 脈学における曲直瀬道三の業績
56 秦宗巴 (1550-1607) に関する新知見
57 曲直瀬玄朔の門人について
58 古方派黎明期における張仲景関連書の扱い
59 防長の医家四熊家および浅山家の旧蔵書資料について
60 下張り文書から垣間みた今泉元甫
61 小島寶素堂の終焉 ―小島尚絅と森鷗外 『小嶋寶素』―
62 高松凌雲訳 “保嬰新書 舌帯之説の章” について
63 『回回薬方』 の鍼灸門について
64 『古今医統大全』 の鍼灸について (第3報)
65 『瘍医證治準縄』 の鍼灸
66 福岡縣立醫學齒學專門学校の短い歴史
67 『福岡醫科大学醫院耳鼻咽喉科 手術候補簿』 明治40 (1907) 年-明治44 (1911) 年
68 慶應義塾出身名流列傳に見られた済生学舎長谷川泰と泰に纏わる幾らかの書簡
69 日本医科大学初代学長中原徳太郎について
70 学生騒動で存亡のかかった日本医学専門学校における評議委員会の果たした役割
71 占領期の特設旧制高校,東洋高等学校 (理科乙類) (2)
72 川嶌ミツヱと東洋女子歯科医学専門学校
73 東京医科歯科大学歯学部解剖学教室が収蔵するゾウの頭蓋骨について
74 一井正典・生誕150周年 ―維新の若きサムライ―
75 新島迪夫著 「口腔組織学 口腔編」 について
76 王朝文学時代の歯科医療~その2
77 サメの歯と天狗
78 明治18年に東京府が実施した郡区医採用試験について
79 公益法人改革の結果 (1) ―戦前からの法人の消長―
80 医療宣教師 “John C. Berry” がめざした医学校設立運動について
81 男産婆と見做された産科医山本玄齊
82 渋沢榮一の第三回パリ万博参加体験と明治前期の福祉・医療事業への関与について
83 パリにおける医学史関連史跡・博物館の現況
84 歯科医院があった街角 ―近代都市景観の構成要素としての歯科医院の変遷を追って―
85 本学の学生・教職員を対象とした 「歯科医学歴史散歩」 について
86 道教と中国伝統医学 (第33回 道教医学の歴史─2)
87 古代中国における名医伝の系譜
88 いわゆる 『儒醫』 についての考察―Ⅱ 儒葬
89 近世後期の秋田藩による医療政策の展開
90 濃州郡上城下 『医師成願之事』
91 江戸後期における病気見舞と医療情報交換について
92 『八丈島年代記』 からみた疫病・疱瘡の歴史
93 幕末の佐賀藩が所有していたオランダ語の医学書
94 華岡青洲に宛てた杉田玄白書簡 続報
95 服部宗賢 (1752~1820) 文書の研究
96 明治・大正期の 『家政学』 出版書にみる終末期の看取り観
97 緒方洪庵 『虎狼痢治準』 (安政5年) にみるコレラの看護法
98 アトピー性皮膚炎の 「ア」 と阿弥陀仏の 「阿」 は同じ意味である
99 戦前・占領期を含む沖縄の平均寿命の年齢構造 ―水島生命表,琉球政府生命表を用いて―
100 ペスト菌 (PX) 撒布による 「細菌戦」 戦果の実相 ―「陸軍軍医学校防疫研究報告」 掲載の高橋正彦論文から―
101 占領期の日本脳炎対策に関する GHQ/SCAP/PHW の活動についての考察
誌上発表
102 冠動脈; Ibn Nafis から Jenner まで
103 東京市における明治女医の臨床研修病院
104 出雲岩崎家所蔵の古医書
105 『針別伝奥義之次第』 について
106 歴代漢方処方集の比較検討 (第1報)
107 西鶴作品にみる身体に関する語 (一)
108 金沢文庫旧蔵の医薬書
109 『類証弁異全九集』 の鍼灸条文
110 橋田邦彦の音楽論
111 医業類似行為者について
112 『骨度正穴考図』 について
113 足利学校遺蹟図書館所蔵の医薬書
114 『類説』 に見える医経の引用について
115 慶長古活字版 『重編医経小学』 の鍼灸歌賦について
116 『医心方』 における当帰の応用
117 『鍼法秘伝鈔』 について
118 服部甫庵編 『医官要編』 と浅田宗伯
119 華佗の治療にみる夾脊穴の運用
The 114th General Meeting of Japanese Society for the History of Medicine
医史学関係文献目録 (平成23年,2011年)
投稿規定
編集後記
役員氏名 (奥付)