目次
表紙絵解説
プログラム
会長講演
日韓越の医学と中国医書
特別講演
水戸藩の医学と医療
一般演題
1 日露戦争期の広島予備病院における活動 ―日赤救護班の看護活動を中心として―
2 明治期の医師 ―近藤常次郎による看護管理体制の示唆―
3 日本赤十字社における支部選出看護婦 ―京都支部選出看護婦 高木ハルの事例をもとに―
4 明治24年濃尾地震における東京慈恵医院の救護・看護活動
5 日本陸軍における看護卒と磨工卒の関係
6 満蒙開拓青少年義勇軍訓練生に対する医療と看護
7 プランゲ文庫所蔵新聞記事にみられるGHQ看護課長オルトの記者会見の分析
8 戦後沖縄の保健・医療行政 ―その4 保健所の活動―
9 韓国ジャーナルに載せられた補完代替医学関連研究の動向分析
10 近年の政治及び経済政策が我が国の医療に与えた影響
11 心臓移植は医療として正しいか
12 医学研究における被験者保護の流れ
13 超過死亡にみる戦前期日本(旧植民地を含む)における“スペインかぜ”世界流行の影響
14 日本の結核史における第二次世界大戦とBCG研究について
15 戦後占領期における性感染症―GHQ/SCAP文書にみる梅毒の流行―
16 江戸時代の医学書にみる結核観の変遷
17 王室記録に見られる『東医宝鑑』関連記載の分析―正祖時代までの記録を中心として―
18 本草効能用語に関する研究
19 『東医宝鑑』湯液篇の本草分類に対する研究
20 『郷薬集成方』から『東医宝鑑』にみられる朝鮮半島医学の変遷―本草を中心として―
21 『大同類聚方(寮本・延喜本)』に見える古代朝鮮の国名と関係のある薬方
22 「燕行使」「通信使」と明末清初における東アジア医学知識の連動
23 近代中国における西洋解剖学の初期的伝播について
24 宋大仁が三木栄にあてた1通の手紙で得た励まし
25 『脾胃論』に記載された述語の分類に関する研究
26 李東垣の陰火論に対する研究
27 王清任の補気観―李東垣との比較から―
28 江戸時代の考証学と折衷派に対する考察
29 ベトナム近現代史における「伝統医学」
30 釈迦時代における出家僧の健康管理について
31 治癒神としてのカナヤマサマ―八丈島での事例から―
32 中山城山の『黄庭内景経略註』について
33 常陸の郷医・山田甫庵の事蹟―《百腹図説》 成立と伝播に関する考察―
34 清代医案における外感病と内傷病の舌象特徴の研究
35 日本における舌診思想の一考察(その1)
36 20世紀初期韓医学の診療録に見る傷寒診療醺の考察
37 江戸期在村医の製売薬―岡山県邑久郡中島家の関連文書の分析から―
38 安藤昌益学派の『真斎漫筆』にみる乱神病
39 奄美諸島の私宅監置と医介輔問題
40 小林靖彦の資料研究―ミクロの視点から見た日本の精神医療の歴史―
41 日本の近代外科黎明期における胃癌手術
42 県立福岡病院外科部における3年間(明治23年~25年)の手術について
43 “養育院” 成立における第5代東京府知事・大久保一翁の役割
44 近代日本の「防疫の制度化」においてコレラ流行は「決定実験」となりえたか?
45 中島友玄の閑谷并医学館入学諸事留―明治初年の医家継承事情―
46 浅田宗伯門人,藤田謙造の学統
47 「医業」とは別のいとなみで―橋田邦彦の「医行」論―
48 ハンセン病医学者・菅井竹吉の履歴,特に東京市養育院時代の事績について
49 中国伝統医学と道教(第30回「医道」と「医家」)
50 茶と『神農本草経』について
51 五味説新考
52 傷寒論における「堅」と「鞕」と「●(革+卯)」
53 毒―中日の医家で解釈が異なる病因術語
54 廷賢方の清代医学文献における引用―日中医学の相違―
55 耳聾について
56 肝臓にたいする認識の変遷―江戸から明治期にかけて―
57 綴合する4組の敦煌医薬巻子断簡について
58 「千金方」 の名称をめぐって
59 『難経集注』について
60 柳宗元疾病攷
61 損至について
62 『女科證治準縄』における鍼灸条文の典拠について
63 『外科理例』の鍼灸
64 『素問』『霊枢』における三焦概念の変遷
65 『僧深方』―『医心方』『外台秘要方』からの輯佚
66 『医心方』に記載されている九虫に関する考究
67 『殿暦』の鍼灸
68 『文正草子』の中の身体に関わる表現
69 『鍼灸要法』 について
70 『一原三岐』について
71 『鍼灸施治姓名禄』について―幕末の岡山県邑久郡周辺における鍼灸記録―
72 京都府立盲学校資料室所蔵の『杉山真伝流』関連写本類について
73 『家伝預薬集』の研究
74 青山道醇の『鍼灸備要』について
75 木内政章(原南陽・小野蘭山門人)の事蹟と学績
76 田中彌性園収蔵小野蘭山書簡およびその学統について
77 『体雅』諸本10種の関係について
78 国立国会図書館所蔵『体雅』について
79 東博所蔵の江戸医学館旧蔵書に関する検討
80 江戸医学館蔵書集散の末
81 解剖学の脱動物化―ガレノス解剖学の伝承と解剖学の変化―
82 クイーン・スクエア・ホスピタルの創設と発展
83 『百科全書医学篇』(明治7年文部省刊)とChambersの原本(1857年)について
84 眼科顕微鏡開発史―カールツアイス社の開発経過について―
85 緒方洪庵と種痘―その人脈を探る―
86 郡上藩醫學校と種痘・施療事業
87 ポンペ・ファン・メールデルフォールトの日本における西洋医学教育についての報告
88 ポンペ・ファン・メールデルフォールトと牛痘種痘(第1報)
89 司馬凌海―日本人執刀最初の病理解剖
90 森林太郎(森鷗外)と解剖学講義について
91 本木良意訳『阿蘭陀経路筋脈臓腑図解』をめぐる考察
92 金澤大学所蔵キンストレーキの解組と新たに確認されたオランダ語・日本語ラベル
93 医術開業後期試験問題と済生学舎の臨床技能教育
94 磯部檢三と加藤時次郎について
95 塩田広重学長と「磯部検三日記」
96 医学校数推移の基礎資料としての文部省年報の統計について
誌上発表
97 宋代の漢籍に見える『内経』経文
98 『鍼法秘粹』について
99 饗庭東庵『首書十四経』の鼇頭について
100 近年の北海道に於ける明治女医史研究と新知見
The 111th General Meeting of the Japan Society of Medical History
記事
医史学関係文献目録(平成20年,2008年)
投稿規定
編集後記
日本医史学会役員氏名・奥付