目次・表紙絵解説
プログラム
会長講演
D・B・シモンズ知見補遺
特別講演(1)
漢方製剤の医史学的検討
特別講演(2)
お玉ヶ池種痘所―その設立拠金者82名誤謬説の起源をさぐる
一般口演
ホワイト・ヘブン・サナトリウムとローレンス・F・フリック医師
フライブルク大学と北海道大学医学部との産婦人科・新生児領域における交流の歴史
江戸時代の看護書『病家須知』の著者平野重誠の背景―家系を中心に
リンダ・リチャーズ来日直後の足跡(1886年、横浜から京都へ)
GHQによる看護改革の流れ―GHQ看護課 G.E.Alt 課長に対する協調と対立の構図(2)
日本で最初の看護婦留学生とセント・トマス病院
佐伯理一郎とペンシルバニア大学留学―大学便覧(1887~88)から得た若干の知見
中津藩医山辺文伯と産育編について(2)
ロイヤル・ブロンプトン・ホスピタルの設立について
『解剖学表』(『解体新書』の原著、いわゆる「ターヘルアナトミア」)異版の研究―第1報
ガレノスとヴェサリウスの解剖学の比較研究(3)―門脈を例にとって
スペイン宮廷のヴェサリウス
Thomas Willis のCerebri Anatome に見る中枢神経・機能発現の機序
コロトコフの聴診による血圧測定の発見
20世紀初頭のイエルサレムにおけるマラリア
19世紀アメリカ合衆国におけるヘルス・リフォーム―菜食主義の社会的・文化的地平
内藤記念くすり博物館蔵「浅田宗伯の薬箱」について
『衆方規矩』の編纂者の問題
多紀家文書(北里医史研所蔵)の概要
麻疹の周期性と近代日本の疫病伝播の分析
19世紀後半の神奈川県における天然痘と種痘の状況
GHQ文書による占領期のハンセン病関係史料の研究
近代横浜における天然痘・種痘統計の分析
江戸時代の梅毒をめぐる意識について
大正期東京市における腸チフスの地区別分析
戦後期に発生した予防接種後の4つの接種結核事故について
「杉山真伝流」の継承者たち―江戸中期鍼灸術の精粋・杉山真伝流を完成・継承した人々
「中華医鍼様譜」について
隋唐期脈状記載との比較による24脈状の検討
『千金方』に見られる唐以前諸家灸法について
『外臺秘要方』巻39に引用される『明堂』条文について
『聖済総録』鍼灸門所引の『甲乙経』について
『鍼灸阿是要穴』について
『霊枢』に見える「針」字と「鍼」字
精神科作業療法職の専門分化過程の考察(1)―昭和40年の資格化に伴う職務への影響
旧制高校理科(乙)および旧制医科大学予科における語学教育、リベラルアーツと現在
広島原爆投下時の県並びに市医師会長の活動について
15年戦争と日本民族衛生学会(協会)(その2)―学会活動と「国民優生法」の制定
電磁波による生体影響の研究・治療の歴史
日本における医学映画の淵源
住民による健康増進活動の形成―長野県八千穂村における実践から
中国における村医の養成と医学教育―はだしの医者の再訓練
済生学舎出身の細菌学者・浅川範彦について―野口英世の伝染病研究所時代の師
東京養育院医員時代の光田健輔について
ベルツの北海道訪問と新史料「石狩紀行」(関場)
石黒忠悳と野口英世―石黒不円文庫調査第1報
高松凌雲(1836~1916)とフランス
長与専斎と「衛生意見」の意義
オットーモーニッケの博物学研究
新潟県西洋医学教育の嚆矢 J.P.I.VIDAL の碑除幕式
A.F.ボードインの大坂病院における診療記録と眼科記録ノート
フランスから来た紙塑人体模型と明治初期日本における人体解剖模型製作の開始
近代上海における岸田吟香の医薬事業について(1860~1890)
新出資料『?園先生叢話』について―高岡佐渡家文書から
杉田五喞と江戸における文化10年の乳癌手術
安中板倉藩の人口問題と対策
内藤記念くすり博物館「?石」の袋の書付について
中野康章と大同薬室文庫 現在の利用状況と今後のデジタルアーカイブ化について
『今川義元伝書』における腹診の検討
『解体発蒙』に引用される中国医学古典
馬王堆医書『養生方』の再検討
『范汪方』について
道教と中国医学(第24回)『太上感応篇』
薛已の外科治療概念の考察
唐代における『千金方』の形跡
京都大学整形外科学教室初代教授松岡道治先生の業績
近代医学への道を歩んだ西井格太郎の履歴
満洲医科大学旧蔵古医籍の行方
台湾国立中央図書館所蔵の医心方鈔本について
『日本書紀』の中の身体に関わる表現
明治15年施行の旧刑法256条「私ニ医業ヲ為ス罪」と大審院での判決事例
私宅監置室の実際―各府県における精神病者監護法取扱手続の比較
正骨家吉原杏蔭斎に関する新資料とその門下生
近代白内障手術の変遷と小院での日帰り手術
鶴見大学図書館所蔵の紅毛流膏薬集と紅毛流膏方について
吉益東洞『古書医言』引『心卵経』
本間棗軒『内科秘録』にみる癲狂説
原著
Hippocratic Medicine and Philosophy at the End of the 20th Century (1)
The 105th General Meeting of the Japan Society of Medical HiStory
投稿規定
編集後記
日本医史学会役員氏名・奥付