第36巻 第1号
通巻 第1457号

平成2年1月30日発行

目次

プログラム

特別講演

西洋医書の翻訳用語について
大友信一

会長講演

消化管運動の研究の歴史
中山沃

一般口演

先天性梅毒における歯の形態異常の研究史
本間邦則

『聖済総録』における歯牙疾患の分類
戸出一郎

医師山上兼輔
田中助一

ヴェサリウスのファブリカについて
酒井恒

唐代史における皇帝と医学―太宗の場合―
山本徳子

中国医学と道教(Ⅹ 血湖説)
吉元昭治

中国古典における脾病、小腸病、大腸病の概念について
高島文一

国宝宋版『史記』扁鵲倉公列伝における幻雲注の引用医書について
関信之、小曽戸洋、真柳誠

類経本『素問』『霊枢』の付訓編刊者について
小曽戸洋

ケシの渡来と津軽一粒金丹
松木明知

クモを用いる日本の民間療法
浜田善利、吉倉眞

学術用語のカタカナ書きに対する一試論
柴田幸雄、太田隆男、中塚正博

『医心方』の伝写について(Ⅹ)―関連書目―
杉立義一

『本草色葉抄』所引の医学文献
真柳誠

曲直瀬道三の『遐齢小児方』について
広田曄子

関東船橋氏について
奥富敬之

前田慶寧の病状記録について
寺畑喜朔

本間玄調元旦試筆の詩意について
山中太木

明治戊辰戦争越後口派遣会津藩従軍医師の記録について
蒲原宏

石黒忠悳の家塾跡と名倉家
我部正彦

明治7年山県郡医師調査について
末田尚,進藤岱

済生学舎廃校の歴史
唐沢信安

私立東京医学校(1904~10) について
横川弘蔵

生誕100年を迎えた生理学者加藤元一
古川明

精神科看護史の諸問題
岡田靖雄

帝国大学医学部薬学科の発展
中室嘉祐

難波抱節旧蔵「温知堂文庫」について
三浦豊彦

岡山県医学校旧蔵、田口和美著『解剖攬要』について
中村昭

第3高等中学校医学部の講義(第2報)
大滝紀雄

筒井八百珠 (1863~1921) ―その生涯と業績―
長門谷洋治

トゥキュディデス『戦史』における医学の影響
今井正浩

Engelbert Kaempferの日本医学に関する新しい資料
ミヒェル・ヴォルフガング

いわゆる『ターヘル アナトミア』の蘭訳者ディクテンとその学統
石田純郎、H・ボイケルス

フーヘランドの『長生術』について
吉原瑛

中年期のアンブロアズ・パレ
大村敏郎

『窊篤児(ワートル)薬性論』の異版
宗田一

ロイアル・コレジズについて
栗本宗治

佐賀県立病院(好生館)の御雇外国人医学教師
高安伸子

長崎梅毒病院医師G・B・ニュートンの死
深瀬泰旦

ブライト氏病の日本への最初の紹介について
会田恵

小林義直とその訳書
渋谷鉱、谷津三雄

呉建について
江川義雄

湖柳生(野口英世)と歯科レントゲン
谷津三雄、渋谷鉱

野口英世箕面銅像搬入経路と除幕者
石原理年

須藤503―魯迅最後の主治医―
泉彪之助

近代朝鮮における女子医学生について
三崎裕子

幻に終った国際連盟の漢方薬研究(第1報)―国際連盟保健委員会における漢方薬に関する討議―
津谷喜一郎

大東亜戦争における野戦病院
黒澤嘉幸

京都における眼科流派と秘伝書
奥沢康正
The 91st General Meeting of the Japan Society of Medical HiStory
日本医史学会会則抄

投稿規定

編集後記

日本医史学会役員氏名・奥付