第33巻 第1号
通巻 第1445号

昭和62年1月30日発行

目次

特別講演

秦佐八郎の生涯と業蹟(特別講演)
秦藤樹

会長講演

ロマン派精神医学の一側面―ユスティヌス・ケルナー生誕200年にちなんで(特別講演)―
濱中淑彦

一般口演

隋唐の医書にみる精神病とその治療(会長講演)
大塚恭男

日本における初期の耳科書4種
田中助一

前野良沢と『解體新書』
酒井恒

馬王堆出土『陰陽脈死候』の研究
遠藤次郎

中国医学と道教(Ⅶ 黄庭経と身神)
吉元昭治

『本草和名』所引の古医学文献
真柳誠

『医心方』における風歯・齲歯・牙歯痛に関する考察
戸出一郎

『医心方』の伝写について(Ⅶ)
杉立義一

『福田方』組成文献の解析
小曽戸洋

多聞院日記に現れる消化器疾患の検討
中村昭

新確認の慶長古活字版『黄帝秘要良方』
白石尚基、原中瑠璃子、小曽戸洋

書籍目録に見られる江戸中期の流通医書
平馬直樹

『保嬰三方』について
広田曄子

黄会友の「神仙秘法」について―高嶺徳明、伊佐敷道与の秘術に関連して―
松木明知

赤穂義士を支援した元赤穂藩医・寺井玄渓
木下勤

昌益医学論の位置と「四行論」について
丸山敏秋

荻生徂徠が芳村夭仙へ送った書簡について
荒木ひろし

『医事撥乱解』について
和田耕作

「三伯稲荷神社」について
森納

名古屋藩における薬用人参の栽培について
安江政一

ヒポクラテスの木と体験学習
寺畑喜朔

パリのヴァル・ド・グラスの医人達
大村敏郎

医師トーマス・B・ダンの経歴 第2報
泉彪之助

ドイツ第三帝国下における精神分析学の動向について
小俣和一郎

砒素中毒の歴史
三浦豊彦

解剖学者河口信任の河口家家譜
川島恂二

大槻玄沢『蘭畹摘芳』について
宗田一

下野国壬生・鳥居藩における解剖図について
石崎達

長崎浩斎著『蘭学解嘲』と小石元瑞について
津田進三

本草家の西洋植物学への関心
矢部一郎

日本における精神病学用語の変遷
岡田靖雄

神奈川県における梅毒病院の医師
深瀬泰旦

明治前半期欧州医学留学生について―東大初の医学留学生・新藤二郎氏を中心に―
新実藤昭

日本における病院内医薬分業の始まりは大阪府立病院から(明治6年)
中室嘉祐

明治初期の翻訳育児書
小嶋秀夫

E・ベルツの病理各論講義について
安井広

アムステルダム植民地博覧会(1883)医学部門に参加した日本とその展示品の日本41病院見取図について
石田純郎、H・ボイケルス

工部省お雇英医パーセル(1841-77)とその業績
蒲原宏

日本における産科学的聴診法の導入
蔵方宏昌

後藤新平「命価説」の役割
日野秀逸

医科・歯科器械カタログの変遷
谷津三雄

土肥慶蔵『日本皮膚病黴毒図譜』刊行の意義
長門谷洋治

日本医療団について
佐久間温巳

多聞院日記に現われる精神神経疾患の追加
中村昭
The 88th General Meeting of the Japan Society of Medical HiStory
日本医史学会会則抄

投稿規定

日本医史学会役員氏名・編集後記・奥付