第14巻 第1号
通巻 第1371号

昭和43年5月15日発行

第69回日本医史学会総会 特別講演

1
日本検疫史
山下喜明

シンポジウム:北裏日本における種痘伝播について

35
金沢地方における種痘伝播について
津田進三

38
越後佐渡種痘史
蒲原宏

44
秋田におけるロシア伝来の種痘法
吉成直太郎

47
青森県における種痘の歴史
松木明知

一般講演

100
傍観機関における森鴎外
安芸基雄 藤村英子

103
別天氏と鴎外と―衛生学の医史学的試論―
丸山博 松田武

104
日本医学史上の明治20年
宗田一

107
医療の分科史をどう考えるか
中川米造

109
良寛をめぐる医師達
藤井正宣

111
新潟における外人宣教医
長門谷洋治

112
戌辰越後戦争と加賀藩
津田進三

115
越後の産んだ仁医、尾台榕堂翁について
吉田一郎

118
新潟県北部の歯の民俗について
本間邦則

119
遁花秘訣(二種)と魯西亜牛痘全書と村山七郎訳ロシア原書の内容比較
小川鼎三 酒井シヅ

51
衛生検査技師教育の史的観察
柴田幸雄

53
わが国における血球計算法の使用について
会田恵

55
徳島医学放射線文化史年表(完)
今市正義

55
古代医学史上の甲状腺腫
大塚恭男

58
医学用語辞典の歴史
大矢全節

60
再び「体系・世界医学史」について
三木栄 阿知波五郎

61
アカクネヒトのパリ病院医学(1794-1848)
山城正之

64
比較語学的方法による身体意識史検討の試み(一)
三輪卓爾

66
仏典にみられる社会政策
杉田暉道

68
外国看護史書における本邦看護史に関する記述について
長門谷洋治

70
中国医学に関する医学全書
岡西為人

73
循環生理学の歴史
内山孝一

77
備作医史補遺
中山沃

80
「タバコ」の功罪について(大槻盤水「篶録」を中心に)
中沢修

83
加州家三世藤井方亭(方省)の主なる経歴について
藤井亭巳

84
川柳等より見たる「腑分け」と「解剖」
山本成之助

87
清亮寺の「解剖人墓」について
松木明知

90
三重県にある寛政十二年女屍解体図について報告
茅原弘

91
緒方洪庵の備前藩主診察と尺牘二通
中山沃

94
杉田玄白著未刊随筆三種
大鳥蘭三郎

97
蘭学医学思想の受容と抵抗―河野省庵の「医則発揮」を中心として
阿知波五郎