第13巻 第2号
通巻 第1368号

昭和42年4月1日発行

第68回日本医史学会総会 特別講演

1
町医者としての本居宣長と上田秋成
服部敏良

19
伊藤圭介翁の生涯とその業績
吉川芳秋

会長講演

29
現代日本の医育史
戸苅近太郎

原著

45
ロシアにおける牛痘種痘法の起源-中川五郎治の種痘法に関連して-
松木明知

49
津軽における人体解剖の事蹟
松木明知

54
琉球に於ける牛痘の始祖仲地紀仁の種痘に就て
金城清松

一般講演

59
癌という漢字について
中野操

59
日本における歯科法医学の歩み
鈴木勝 谷津三雄

60
我が国における口腔外科史(第三報)
谷津三雄 岩瀬一也

62
日本における歯科医学分科史の研究(補遺)
鈴木勝 谷津三雄 石橋直

64
わが国における歯科麻酔史について(第二報)
谷津三雄 佐藤巖

66
わが国における救急蘇生法の歩み(第三報)
谷津三雄 西山伸二

68
越後長岡藩における人屍解剖事蹟について
蒲原宏 藤井正宣

69
金元本草の特徴とその成立の過程
岡西為人

70
欧州へ留学した最初の日本人
鮫島近二

71
阿波の戦国時代における武将が軍陣に用いた薬方
米田賀子 今市正義

72
欧州への東洋医学紹介者としての蘭医ウイレム・テン・リーネの業蹟について
大塚恭男

74
稀本、英文「ヘルマン、ブールハーヴェ伝」(1743)について
阿知波五郎

75
ゲーテの医道観とその背景
藤森速水

75
栗崎正羽道有伝補遺
大鳥蘭三郎

76
南蛮栗崎流の一学系について-愛知県碧海郡高浜町山脇家所蔵古文書の紹介-
安井広

77
南蛮、紅毛流医学受容過渡期における、いわゆるカスパル流医学の位置づけについて
宗田一

78
河口信任の長崎遊学寸見
川島恂二

79
東北地方における安政のコレラ流行について
青木大輔

80
杵築藩医井坂玄琳の診療簿について
小川鼎三

81
黒川良安について
津田進三

82
江戸時代行刑にみられる囚人の給食
木村英子 杉田暉道 宍戸昌夫 石原明

83
蘭方禁止の幕令と藤井方朔
藤井亭巳

84
西郷隆盛と医学
王丸勇

85
九大医学部の前進「福岡医学校」について
奥村武

86
田代文基、竹崎藤樹、纂補の「組織図」に書かれた術語について
森優

86
学校給食の史的考察(明治より昭和の戦前まで)
杉田暉道 宍戸昌夫 石原明

87
日赤病院の発展
長門谷洋治

88
日本医学会の歩み第一回日本医学会と(1890)第一回日本聊合医学会(1902)について
谷津三雄 岩瀬一也

89
大正三年所謂「伝研移管問題」について
安芸基雄

90
第20回国際医史学会に出席しての報告
大矢全節